不動産を売りに出したけれども、売れる気配がないという方はいらっしゃいませんか。
それなら、値引きを検討するタイミングかもしれません。
しかし、どのタイミングで値引きすれば良いのか分からないという方も多いですよね。
そこで今回は、不動産売却における値下げの考え方とタイミングについてご紹介します。
□不動産売却における値引きの考え方とは
不動産を売却しようと思い売りに出しても、必ずしも買い手が見つかるとは限りません。
その場合、売出価格から値下げを検討する必要があるでしょう。
ここでは、不動産売却における値引きの考え方についてご説明します。
不動産売却における値引きは、全ての物件で必要なわけではありません。
なぜなら、不動産市場の需要と供給のバランスに依存しているからです。
不動産を売却する時、売り手が希望金額を設定し、買い手を募集します。
そのため、魅力的な物件であれば人は集まりますが、そうでなければ、一向に売れることはありません。
そもそも、売出価格は、売り手の希望が色濃く反映されるので、高めに設定されがちです。
それゆえ、最初の売出価格から値下げすることが前提となっていることが多く、値下げするケースも多いです。
売り手であれば、高く売りたいと思うことが当然ですし、買い手であれば、できるだけ安く買いたいと思うでしょう。
不動産売却における値引きは、売り手と買い手の需要と供給のバランスを調節するための最終調整手段となります。
また、値引きは、タイミングや値下げ幅を適切に見極めて行う必要があります。
相場をしっかり把握した上で、売出価格を設定し、売れなければ、値引きを検討するというスタイルが、不動産売却の基本的な考え方と言えるでしょう。
□不動産売却で値下げを検討するタイミングとは?
では、実際にどのタイミングで値下げを検討すれば良いのと思われている方もいらっしゃいますよね。
続いて、値下げを検討するタイミングについて詳しくご説明します。
1つ目は、売り出してから3ヶ月経過したころです。
不動産を売りに出して、3ヶ月後は、不動産売却における節目の時期とされています。
それゆえ、売り出してから3ヶ月経過しても、売れそうになければ、最初の値引きの検討タイミングとなります。
その際、やみくもに値引きを決めるのではなく、内覧希望者の数や問い合わせ件数などを確認しましょう。
内覧希望者や問い合わせ件数が極端に少ないようであれば、値下げする絶好のタイミングです。
なぜなら、3ヶ月もあれば、物件の情報が十分に出回っているとされているからです。
そのため、3ヶ月経過しても、買い手の反応が薄いように感じるのであれば、値下げを検討するようにしましょう。
2つ目は、売り出してから半年以上経過したころです。
売り出してから3ヶ月後の値引きを行い、それでも売れなければ、もう一度値下げを検討する必要があります。
先ほども説明したように、不動産を売却する期間の目安は、3ヶ月以内です。
なぜなら、7割以上の物件が3ヶ月以内に取引が成立しているからです。
2度目の値引きを検討する際は、不動産売却を行う目的を明確にすると良いでしょう。
1日でも早く売りたい、現金化したいという人やあまり売却を急いでないという人など、売却目的は人によって異なります。
また、「この日までに売りたい」という売却希望日から逆算して、値引きタイミングを見極めるのも効果的ですので、値引き検討時に取り入れると良いでしょう。
□値引き交渉時の注意点についてご紹介!
ここまでは、売り手のタイミングでの値下げについてご説明しました。
しかし、買い手から値引き交渉をされることも、考えられますよね。
ここでは、値引き交渉された時の注意点についてご紹介します。
売り手が損しないためにも、しっかり頭に入れておきましょう。
1つ目の注意点は、売却後すぐの交渉には応じないようにすることです。
不動産の売り出し直後は、買い手が集まりやすいので、安易に値引き交渉に応じると損する可能性が高いです。
売り手の立場からすると、少しでも高く売れる方が良いですよね。
そのため、早く売却してしまいたいという場合を除いて、売り出し直後の値引き交渉には応じない方が無難でしょう。
2つ目の注意点は、値引きするなら徐々にではなく、一気に行うことです。
例えば、5000万円値引きするとしても、1000万ずつ5回に分けた値引きもできますし、一気に5000万円の値引きもできますよね。
しかし、徐々に値引きを行うとインパクトに欠けるため、買い手の目を惹きつけにくいです。
ただし、極端に下げすぎると、買い手に「何かあるのかな」と思われてしまうので、常識の範囲内で一気に値引きするようにしましょう。
□まとめ
今回は、不動産売却における値下げの考え方とタイミングについてご紹介しました。
値引きを検討する際は、売却目的を整理して、タイミングを見極めてから行うことが大切です。
不動産売却に関する疑問をお持ちの方は、ぜひ当社までご相談ください。
リフォームワンが最後までサポートさせていただきます。