「中古物件の購入を検討しているが、築年数の古い家に住めるかどうか心配。」
このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
中古住宅の購入には様々なメリットがありますが、築年数が気になりますよね。
そこで今回は、上田市で中古住宅を購入したい方に向けて、築年数が古い物件に住めるのか解説します。
□耐用年数と建物の寿命の違いとは?
耐用年数と建物の寿命は一緒だと思っている方も多いでしょう。
実は、耐用年数は建物の寿命を表しているわけではありません。
しかし、中古物件を考えるときによく耐用年数を見かけますよね。
では一体耐用年数とは何なのでしょうか。
鉄筋コンクリート造では47年、木造の一戸建て住宅では22年、鉄骨造の建物は、軽量鉄骨プレハブ造なら19年または27年、重量鉄骨造なら34年とそれぞれに耐用年数が設定されています。
減価償却では、長期にわたって使えるもの(資産)はすぐに費用にしないで、資産の価値が下がっていくにつれて徐々に費用にしていこうという考え方から、その指標として法定耐用年数が設定されるようになりました。
これらの耐用年数は、税務上減価償却処理をする際の計算に使われる基準として設けられた年数です。
そのため、実際の建物の寿命を表しているわけではありません。
全国平均の家としての建物の寿命は、約53年と言われています。
構造種別で見るとマンションの鉄筋コンクリート造の共同住宅では60年、木造の一戸建ては58年が平均です。
地域や建物の状態によって、寿命の差がありますが、耐用年数と寿命はあまり関係ありません。
築30年以上の家といえば、高度経済成長期に抜き工事や突貫工事など住宅が急ピッチで建てられた建設ラッシュの時期です。
このような原因で、耐用年数よりも寿命が短くなる家もあります。
それとは反対に築30年以上の家でもリフォームを繰り返し行い、定期的に補修している家は、80年や100年以上の寿命を持つこともあるでしょう。
□築年数が古くても住むことはできる?
中古住宅の物件は、比較的新しい家から築年数が50年や100年といったすごく古い物件まであります。
実際に、築年数が古くなると建物自体も古くなりますが、家の状態が良いかどうかはそれだけでは決まりません。
建築会社がどのようなスキルを持ち、どのような工法で建てたのかや住んでいる方がどのように利用していたか、定期的に検査や補修を行なっていたかどうかなども大きく関わってきます。
そのため、築年数が古くても住める物件は存在しますし、逆に築年数がそれほど経ってなくても修復が必要な物件もあるでしょう。
リフォームを行えばどれだけ古い物件でもまた快適に住める家にすることが可能です。
中古物件のリフォームでも法規制によりできないことはありますが、一見住むのが難しそうな古い物件でも、歴史を感じる風情のある家へと変えられる場合があります。
近年では、古民家ブームや国の中古住宅を流通させるための政策、ライフスタイルの変化により、中古住宅を購入してリフォームをする方も増えています。
□築年数ごとのチェックすべきポイントをご紹介!
中古住宅の購入には、新築物件の購入に比べて物件数が多いため、駅前や買い物に便利な場所にこだわれるなどのメリットがあります。
しかし、中古住宅の物件によって、必要なリフォームが大きく変わってきます。
そこで、築年数ごとのチェックすべきポイントを見ていきましょう。
まず築5年以内の場合、リフォームが必要な家はほとんどありません。
修復などをせずそのまま入居できるところや比較的綺麗なところなどがメリットとして挙げられます。
また、新築と比べると比較的安く購入できるでしょう。
築5年から築10年以内の場合、畳替えや壁紙、床の張り替え程度のリフォームや数カ所の補修だけで済んでしまう物件が多いです。
それぞれの予算と照らし合わせて検討しましょう。
築10年から築20年以内になると、台所や外壁工事の補修を検討しなければならない物件もあります。
外壁は10年を過ぎてくると、ひび割れやチョーキング現象などの問題が起こることもあります。
外壁だけでなく、床下や屋根裏の傷み、耐震性の弱さなど、家全体に劣化が起きている可能性があります。
大胆な補修をする場合、数百万円かかることもあるので、それも視野に入れて中古住宅の購入を検討しましょう。
築20年を超えてくると、年数だけでなく、過去の居住者がどのような使い方をしていたかで、家の状態が変わります。
築20年以上の中古住宅を検討する場合は、ドアや窓がしっかり動くかどうかや、床や外壁、屋根裏に傷みがないかどうかなど、生活のイメージをしながらリフォームの必要性を考えましょう。
□まとめ
今回は、上田市で中古住宅を購入したい方に向けて、築年数が古い物件に住めるのか解説しました。
家の購入をする前に、その家に問題がないかしっかり確認する事が大切です。
困ったことがあれば、ぜひリフォームワンにご相談ください。
どんなことでもお客様と二人三脚でサポートしていきます。