「上田市の中古住宅をリフォームすることで安く、理想の住まいを手に入れたい」という方はいらっしゃいませんか。
リフォームする上での不安や懸念点はできるだけ事前に解消しておきたいですよね。
そこで今回は、中古住宅のリフォームでよくある失敗を避ける方法をご紹介します。
□中古住宅のリフォームでよくある失敗例とは
中古住宅のリフォームは自分の好みのデザインや雰囲気を自由に設計できるところを魅力に感じて、検討されている方も多いと思われます。
しかし、中古リフォームには思いもよらない落とし穴が潜んでいる可能性もあります。
何も気にせず物件を購入してしまうと、後から後悔するおそれもあるので、事前によくある失敗を知っていただき、ご自身で対策を講じましょう。
*家の基本性能を無視してしまった事例
築25年の中古の一戸建て住宅を購入したAさんは、壁紙やフローリングの張替え、水回りの交換リフォームを行い入居したのですが、住んで少し経った後からさまざまな問題が発生しました。
まず、冬がとても寒く、暖房費が予想以上に高くなりました。
暖房をつけていても、隙間風が入ってくるため、一向に部屋が温かくなりません。
また、窓には結露がびっしょりで、毎日雑巾で結露をふき取るのが大変でした。
なぜこのような事態に陥ったのでしょうか。
実は、このような事例は家の基本性能が低いことが原因である可能性が高いです。
築年数が古い家は、断熱や耐震、換気といった基本の性能が古いままなので、快適に暮らすには性能向上のリフォームが必要になります。
しかし、これらのリフォームは多額の費用がかかるだけでなく、リフォームしてもあまり見た目が変わらないため、後回しにされがちです。
リフォームしようと考えている方は、内装のおしゃれさばかりを気にしてしまい、本当は大切な家の基本性能を無視してしまう場合が多いのでしょう。
*住む前から家が傷んでいた事例
築15年ほどの中古の一戸建て住宅を購入したBさんの家は、新しい設備も完備されて、耐震性能も現在の基準に沿っており、特に何も問題が起こりなさそうな家でした。
しかし、1年ほどで壁紙にカビが生えたり、床がボコボコに波打っていたりと、室内のいたるところが傷みだし、その後キッチンの床の一部が腐食していることが分かりました。
結果的に、予想外のリフォーム費を払うことになったBさんですが、Bさんの家にどのような問題があったのでしょうか。
実は、Bさんが住む前から、家が傷みかけていたのです。
これは、無人の期間が長く、風通しをしてなかった家で見られる現象です。
風通しなどの日々のメンテナンスが不十分だと、結露やカビが発生しやすくなり、傷みが早く進みます。
家が傷んでいるかどうかは素人が目で見て分かるものではないので、気づかないまま住んでいた方によくある出来事でしょう。
*メンテナンスをしなかった事例
築18年の中古住宅を購入し、内装をリフォームしたCさんは10年ほどして水回りのリフォームをしようと点検したところ、白アリの被害と雨漏りによる腐食が進んでいることが分かりました。
メンテナンス費が1000万円ほどかかったCさんですが、原因は定期的なメンテナンスをしなかったことです。
家の構造部分を担う屋根や外壁、床下などは使われている材料にもよりますが、基本は10年おきにメンテナンスが必要になってきます。
中古住宅を購入する場合、購入予定の家がメンテナンス済みであるかがとても重要です。
メンテナンスをしていない家を購入した場合、すぐにメンテナンスをしないと多額の費用を払う必要も出てくるかもしれません。
そのため、十分に気を付けましょう。
□失敗を避けるために注意すると良いこととは
ここからは、よくある失敗を防ぐために準備しておくべきことについてご紹介します。
まずはリフォームのイメージを固めましょう。
同居人と話し合い、どのくらいの広さや造りであれば満足できるのか、またどこをどの程度リフォームしたら理想の住まいを実現できそうか、をあらかじめ考えておきましょう。
また、中古住宅によっては構造や間取りの影響でリフォームできない箇所が出てくる可能性もあるので、事前に最低限のラインを決めておくことをおすすめします。
そして、余裕のある資金計画を具体的に立てておくことも大切です。
余裕のある資金計画を立てておけば、想定外の出費が発生した場合でも即座に対応できます。
資金計画の立て方としては、まず雑誌やインターネットで類似の中古住宅リフォームの事例を探すか、不動産会社に相談して希望する中古住宅リフォームがどのくらいの費用になるのかを試算しましょう。
そこに加えて、手数料や保険料といった諸経費も考慮します。
耐震住宅や省エネ、バリアフリー等リフォームについては、自治体から工事費の一部や融資が受けられる場合もあるため、資金計画を立てる際は、自己資金以外の選択肢も注目しておきましょう。
事前の準備を行うことも大切ですが、購入予定の物件の構造や状態に問題がないか確認することも大切です。
まずは、物件を建て替えられるのか確認しましょう。
法律の改正によりその土地が一定条件を満たさなくなり、建て替えができない土地となっている場合があります。
また、物件状態の確認も怠ってはいけません。
屋根、外壁、床下などの構造部分のメンテナンスは状態が悪ければ、多額の費用がかかります。
そうならないためにも、事前に購入予定の物件の「補修履歴」を確認し、メンテナンスを含めた資金計画を立てておくと良いでしょう。
中古住宅の耐震性の確認も重要です。
震災に対して、家の性能の考え方が現在とは異なり、昔と比べ今の物件は高性能住宅仕様に変貌しています。
リフォームだけで今の物件の性能まで持ってこられるのかどうかも耐震性を確認する1つの判断材料になりえるでしょう。
□まとめ
今回は、中古住宅のリフォームでよくある失敗を避ける方法をご紹介しました。
中古住宅のリフォームはメリットもありますが、同時にデメリットも存在します。
気をつけなければならないポイントは、他にもいくつかあります。
中古住宅のリフォームになかなか踏み切れない方は、お気軽に当社にお問い合わせください。